タイトルの通り。
私はファザコンなんだなぁ〜と
つくづく思います。

11年前。
私の結婚式の直後に膵臓癌が発覚した父。それから5ヶ月でこの世を去ってしまいました。

亡くなる2日前は、姉の結婚式。
結婚式の前日、1人病室で、
ヨレヨレしながらも
自ら髭を剃っていた父。
ギリギリまで、カッコイイ父親でいたかった。

55歳と5ヶ月の命に幕を閉じる前、
5年の歳月をかけて、父は自らの夢を叶えた。

それが、「ヒカリノモリ」です。

自然が大好きだった。
庭が大好きだった。
みんなを喜ばすのが大好きだった。
カフェが大好きだった。
お酒が弱かった。
つまらない親父ギャグを連発するも
娘はいつも、シラーっとした顔。

子ども達全員を
美容師に導いてくれたのは両親。
一緒に働いてたときは、いつもケンカ。
ケンカの内容は、
私も父も、お客さんとしゃべるのが好きだったのでその取り合いについて。
「私がしゃべってるのに、なんで邪魔するー⁇」なんて、よく怒ってたなぁ。

父がもうすぐ死ぬことを、
ココロのどこかでわかっていた私は
生きてるうちに、「お父さん！」と、何度も呼びたくて呼んでいた。

そのたびに、何度もあきらめず返事をしてくれていた。

癌に蝕まれた体で、最後の最後まで、
ヒカリノモリやLUZのメンテナンスをしていた。

ヒカリノモリができてから15年の歳月が経つ。父親亡き今は、働き者の庭師さんと、私の主人がコツコツとメンテナンスをしていてくれてる。本当にありがたい。

こんなステキな庭を遺してくれたけど、
ずっとずっと嬉しいよりも「大変だー」なキモチが強くて。みんなには羨ましがられるけど、本当にそんなもんじゃない。あればあったで大変なのだ。

でも、、この度、
「こんな所にこんなサロン」という全国のおもしろい美容室を集めた雑誌に載せてもらえることになった。これは本当にミラクルだ！

今や、日本全国、星の数ほどある美容室。そんな中で選んでもらえたってマヂすごい✨きっとね、天国の父親も喜んでるな〜。あきらめずに手入れしてきてよかったな〜〜とおもった。

生きてる頃は、キライの方が強かったのに、死んでしまったら、どんどん好きになるこの感じ。不思議。

自分がオトナになればなるほど
親に近づいていく。DNAに刻まれた、「自分の中の父の血」がアチコチに登場する。

人を元気づけたいという
お節介な性格は、父親ゆずり。

夢を叶えることをあきらめない！

やりたいことをやりなさい！

ワクワクすることをやりなさい！

ココロが踊る方へ！

そのための努力は惜しまない、
確実に流れるその血を誇りに思い
これからも、私は私のお役目を。

来年度からは、ヒカリノモリをまた動かせるような気がしてます。

そしたらみなさま、遊びにきてね✨

愛知県新城市稲木987-1
ヒカリノモリ LUZ

石垣の旅が、亡き父に会いに行ったような気がした話は、明日にでも。