【あの日みた表現】

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アナタは
パートナーとの「大切な日」、
いくつありますか?
それは、どんな日ですか?

今夜は、そんな話を一つ。

ワタクシ事ではありますが、
昨日2/18は、「挙式記念日」でした。
入籍したのはその半年ほど前だったので
「結婚記念日」とはまた違うかな、という思いから
こう呼んでいます。

そもそも、恋人関係になってからも
結婚に興味がなかった2人でした。

が、
互いの家族の死による悲しみや
互いに悩みの闇へ迷い込んだ時期にも
ともに寄り添ってきました。

教会式で神父さんが
「病める時も健やかなる時も」と言いますが、
まさにそんな2人でした。

互いの家族の、愛ある姿を見るたびに
「家族って良いもんだね…」
なんて話題がポツリポツリと出て来て…
交際5年が過ぎた頃、
とりあえず一緒に暮らしはじめました。
程なく入籍だけ済ませ、夫婦になりました。

どちらかと言えば
目立つ外見の夫なのですが、
人から注目されると固まりがちで
自分が主役にはなりたくないと思うタイプ。

どちらかと言えば
楽しいパーティーが大好きな私ですが、
自分の式に掛ける時間やお金があるなら
他に費やしたいと思うタイプ。

結婚に興味がなかった2人は、
結婚式にも興味がなかったのです。

しかし、入籍3ヶ月を過ぎた頃。
「式を挙げよう!式場を探そう!」
と、夫から言い出したのです。

理由は、
ジイちゃんとバァちゃんが
喜ぶ姿を見たいから。

年々足腰が弱くなり
出不精になっているバァちゃん。
このままじゃ完全に動けなくなるかも…
なんて、ジイちゃんも寂しそうに言ってる。
バァちゃんと2人でオシャレして
孫の晴れ姿を見ながら
美味しい料理を食べたら、
ジイちゃんも喜ぶだろうなぁ。
なんとか動けるうちに!
少しでも早く式と宴をしよう!!

とのこと。

当時の私が
彼の偉大さだと認識していたのは、
家族を大切に想うところ。
会社勤めではあるけれど
休みがあれば
家の農作業を率先してやったり、
姪っ子甥っ子の世話をしたり…
それらが「当たり前」の感覚でいるところ。

自分自身
出来ていなかったところであります。

そんな彼の提案を聞いたあとすぐに、
「賛成!」しました。
そして、急ピッチで会場探しと宴の準備。

素敵なフランス料理店で。
教会式でも神前でもなく、
いわゆる人前スタイルの式と宴。
家族と近しい一部の親戚と友人だけを招待。

日取りは、バァちゃんの誕生日。

一応、プロの司会者さんはいましたが
ただただシンプルな食事会でした。

ゲストも新郎新婦も
美味しい料理を堪能できるように
派手な演出もサービスもお色直しもなし。

唯一の演出といえば、
足腰辛い中 きてくれたバァちゃんに
出席者全員でバースデーソングを歌い、
ささやかなギフトを贈るサプライズ。

驚き恥ずかしがるバァちゃんを
ニコニコ見つめるジィちゃん。
それを見て胸いっぱいの新郎。

ジィちゃんバァちゃんの笑顔をみたくて
その日にあの宴をした夫のこと、
尊敬せずにはいられませんでした。

あの日の宴は、
夫なりの「家族愛」の表現だったんだな。
と、私は考えています。

あれからまた5年が過ぎ、
バァちゃんはほぼ寝たきりではありますが
頭はしっかりしていて、
会うたびに「あの日は楽しかったねぇ」
と話してくれます。

毎年、この日が来ると
幸せいっぱいになる私達夫婦の
晴れ舞台の話でした。

ちなみに、写真は…

挙式記念日のアルバム。

式と、宴と…もうひとつ。

この日の夜、昼間の宴に招待出来なかった
職場の人と互いの多くの友人を招いて開いた
会費制の結婚パーティーの様子も。

パーティー始めの入場を
新郎単独で先にしてもらった後、
安室奈美恵のウエディングソングを
歌いながら入場した私(笑)
どうしてもコレがやりたくて…
楽しいパーティーが好きなものでして(笑)

タマコのブログ当番、今週はここまで。
オシャベリ好きな私の、長々としたお話に
お付き合い下さり、ありがとうございました!

お次は
ハイセンス&ハートウォーミングな
カナサンにバトンタッチ☆

カナサン、よろしくお願いしまっす。

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