何年か前に、友達がすすめていた、宇野千代さんの『行動することが生きることである』という本を読んだ。
張り切って買って、うんうんうなずきつつも、全部読んだわけじゃないし、今どこにあるかもわからない(笑)
でも、タイトルは全くその通りだと思ったし、そこから発展させての今日の投稿にしようと思う。
…
一昨年、私はここで、「チャンスの神様」というタイトルで書いた。それは「チャンスの神様は前髪しかないから、ここぞ、というタイミングでは逃さないように!」みたいな内容を、当時の自分の体験をもとに書いた。
そこからの発展なのですが、当時、地元を飛び出して初めて東京と鹿児島で講演を行い、その時の出会いがきっかけとなり、昨年3月から、自然素材の住宅建材メーカーの顧問を務めている。
書けば長いので結局は中途半端になるけれど、写真は、その建材を地元で扱う野川建設さんの展示住宅の竣工式(一昨日)の時の写真。その場に来賓として参加しながら、この1年半くらいに出会えた新しい風景や人々を思い返し、短い間にも確かに積み重ねてきた行動や体験、みなさまとの信頼関係に胸が熱くなった。
2007年の4月にポプラ社の編集者から小説執筆の依頼を受け、東京駅のカフェで3人で打ち合わせをした時、まだ何の原稿もないまっさらな状態で初めてお会いする年上男女2人と話しながら、「私がこの二人を乗せて舟を進めなければならないんだ」みたいなイメージを持った。
チャンスをいただいたからには、期待にこたえたいと強く思った。その後、『赤土に咲くダリア』という小説となって世に出すことができた。
人生は大なり小なり、そのような行動の繰り返しな気がする。講演のチャンスをいただき→やり遂げ→新しい出会いにつながり→何かを依頼され→やり遂げ→新しいポジションや仕事につながる・・・
講演のチャンスの前にも様々な行動の積み重ねがあったためにお話をいただけたわけで・・・
最初から恵まれていたわけではない。
すべて訓練だと思う。
行動することは勇気が要る。
失敗は嫌だし恥もかく。
太宰治の『人間失格』の冒頭に出てくる、
<恥の多い生涯を送って来ました。>
この言葉に共感する(笑)
でもその分だけ打たれ強くなったり、勘が磨かれ、自分を生かす場や術が見極められるようになる。
すべて行動から始まり、行動が新しい世界に連れて行ってくれる。
私は意外と思われるけれど、今は受け身で生きている。
自分からガツガツ何かをつかみにいかなくても、差し出される何かに乗ることが仕事?(最初に社会人(テレビのAD)になった時から仕事と思ったことがほとんどない)につながっている。
でもそれも、過去の自分が能動的に行動したおかげ。
あーやっぱり、書き切れませんが、なんとなくそういうことです。
冒頭の宇野千代さんの書名のように、今回の投稿のタイトルだけ、心に残してもらえたら・・・(^_-)-☆
写真の「海の見える空気がうまい家」は、2月に公開されます。次の当番の時にまたその頃のお話ができたらと思います。
1月なので書きますね!(ちなみにもう一つの年明けとよく言われる立春は私のお誕生日です♥)
《お互いに、素晴らしい2019年になりますように✨✨✨》